きおくのへや

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模木さん

模木さんお誕生日おめでとうございます。
設定上の生まれ年からすると43歳。Cキラの特別編では40歳。
完全版みたいなものが出る雰囲気はあるけど、おそらく原作にはもう新しい展開はないだろうし、特別編以降の年取った姿を見る機会は永遠に訪れないと思われる。映画の世界線だともう死んでるし。白髪が生えたり老眼が進行したり下腹がちょっと出てきたりおでこが後退したりしているのかもしれない。たまんねえな。
こんなに長引くと思ってなかった。1クールで嫁が変わるどころか1ヶ月もたないレベルの飽き性なのに。
模木さんなんてちょっと歳いってて身体がデカくて寡黙で真面目でごっついのに手先が器用でお料理ができて頼もしいという私の歴代好きなキャラの好きな部分を的確にピックアップして詰め合わせたような人ってだけだし。なんでこうなってしまったんだ。マジでどうなってんの。


模木さんの下の名前は完造です。模木完造。かんぞう。同音異義語の肝臓は「沈黙の臓器」とか呼ばれてますね。
もしかして名前の由来はこれなんじゃないか、模木さんの無口キャラと掛けてるんじゃないかとずっと思ってるんですが、悲しいことに話す相手がいない。
でもこの説結構ありだと思う。相沢さんとか宇生田さんの名前にも何か由来があったら確信できたんだけどな。


模木さんは一応サブメインキャラだけど、存在感という点ではモブに近い。張り込みとか追跡とか電話番とか色々暗躍しているはずなんだけど、いかんせん存在感がない。
みんなでアメリカに行くときも日本でお留守番係。キラのお使いの死神がデスノートを持ってきてくれたおかげでやっとアメリカ入りできたという。 リュークのあのよそよそしい態度好き。
ミサミサのマネージャーとか監視役とか色々やらされてますが、それは人員不足で、なおかつ彼が多才で有能だからです。断じて雑用係じゃありません。
いや、「無口」というキャラ付けしかないのが逆に重宝されたのか、ギャグ要員になったり話の穴埋めに使われたり、便利に動かされている側面はある。元気いっぱい体育会系マネージャーモッチーを演じたり、一人でこれ作るの無理だろ!っていうフルコース料理を拵えたり、ニアに軟禁されたときのだんまりさん具合は実にエロ、じゃなくて素晴らしかったり、アニメではLにもらったイチゴをポケットに直に入れたり。ノート奪還のための突入の時も一人だけ無傷で病院までの運転手やってた。でも雑用係じゃありません。
ミサミサと一緒のときは振り回されながらもいいお世話係してたし、ミサのあの異常なほどの一途さがなければ、二人はどうにかなってもおかしくなかった気がする。もちろん第二のキラだと確定したミサを模木が恋人に選ぶとは考え難いけど。あとミサミサは多分多少面食いだと思うし。いや模木さんの顔が悪いとかじゃなくて。十人並だと思います。
ミサミサ本人が明るいから忘れてしまいがちだけど、実はとても不幸な人生を歩んでいるので、普通に幸せになってほしかった。
けど愛する月のために大量殺人してて、それはミサにとっては幸せなことだったんだと考えると複雑になる。レムも、どうなるのがミサの幸せなのかすごく悩んだだろうな。
出目川仁ちゃんに「お金じゃ愛や平和は買えないのよ!」と突っ込むところが良かったです。すごくいいこと言ってるけど、ミサ自身は自分の寿命を削って愛を買ってるよな。


ミサミサの話に逸れる程度には模木さんは地味なんだけど、Lが言う通り何気にすごい。
13巻では作者お二方にまで「人数合わせ」「いつか活躍するはずと思って温存していた(が不発に終わった、といったニュアンス)」「レギュラーキャラのつもりはなかったのに気付いたら最後まで生き残っていた」などと散々に言われていて萌えました。
吹き出しで顔が隠れているコマが多いのはイジリではなく普通に影が薄いせいだったんですね。作中でちょいちょい行方不明になるのは作者に忘れ去られていたからかもしれないですね。ありがとうございます。
Lにもニアにも褒められるし、後半は整形して(比較的)かっこよくなっていくし、いじられるという形でさりげなく作者の寵愛を受けているタイプの脇キャラなのかと勘違いしていました。模木さんへの関心の強さが妄想を生んだだけだった。
自分が目立つことより他の人にフキダシスペースを提供することを優先する模木さんの謙虚さには恐れ入ります。

模木さんの素顔は結局ほとんどわからずじまい。料理が好きで自己表現が苦手なのは本編読んでればだいたいわかる。
キラ事件の捜査を続けるために警察を辞める場面、総一郎がそのことを模木さんに話しているシーン自体は出てこなかったけど、割と迷いなく辞表を出す決心をしているように見受けられて驚いたものです。その場ですぐ決断できるようなことじゃないだろうに。
実際生活云々以前に、死の危険を背負ってまであんな不可解な殺人犯を相手するなんてことは、かなり精神力が強くないと出来ない。
どのような理由で命を賭けたのかは気になります。勿論正義感からというのはあると思うけど、それだけで動くほど直情型の人間には見えない。 相沢さんと同じく、宇生田さんの仇でしょうか。
実は出世欲が異様に強くて野心だけで動いていたのかもしれない。でもそんなもんいくら考えても無意味で、模木さんには裏設定など別になくて、ただの人数合わせなのだという答えに帰結するから脇役キャラは悲しい。


映画で模木さんが死ぬのは微妙に納得いかないけど、宇生田さんが死ねばよかったのに!とも思わないしあれはあれでいい。
でもミュージカルでまで死ぬのは面白すぎるし、ドラマでは無事生還したけど無口というほぼ唯一の個性が死んでいる。いやこれは実写化全部で死んでるけど。
三次元(2.5次元?)化でのテキトーな扱われ方は一貫性があって逆に好感が持てる。名前以外何も生かされていない。これは他のキャラにもいえることだな。ドラマのリドナーも何故か自爆させられてたし、相沢さんはアフロ以外の要素がほぼ取り払われて空気扱いされていた。伊出さんに至っては三次元におこしてもらったことが一度もない。
ドラマの模木さんは原作と同一人物だと思わなければ好きなところもある。捜査に私情を持ち込みまくりで月くんを庇い続けてLに異様に食ってかかるし、(社交場のほうの)スナック大好きだし、初期はウザキャラだったと思う。
でも長年の付き合いがある同僚の息子(いい子だと知っている)に大量殺人の容疑がかけられていることに怒って反発するのは、刑事としては恐ろしいほどに無能ですが、人間としてはおかしくないと思う。
その点原作の模木さんはモノローグも少ないしほぼ何考えてるかわからない人だから、長年一緒にやってきた月くんがキラだったことにどの程度ショックを受けたのか想像がつかないけど、ドラマはほかにも月とLの友情推しとか、人間ドラマが多くなって原作と差別化されてたなと思います。
話めっちゃ逸れた。模木さんのことじゃなくてデスけの批評になってしまった。原作ではかすり傷一つ負っていないのに実写化での死亡率が高い模木さん面白くて好きです。デスノ実写に関わる人間に嫌われてるのか。

 

何書きたかったのかわからなくなってきた 。
とりあえずお誕生日おめでとうございます。

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