きおくのへや

キモオタリアリティ

大地を踏みしめる

HUNTER×HUNTERいま連載してるのか。33巻以降は完結してからまとめて買うつもり。
というか未だにキメラアント編で気持ちが止まっている。「蟻はB級」と作中ではっきり言われてしまったのは多少ショックだった……
モントゥトゥユピーがめちゃくちゃ好きでユピーちゃんと呼んでいた時期がある。黒歴史です。ユピーちゃんじゃなくてユピーさんだろうが。
作中で単細胞呼ばわりされていましたが言うほど頭悪くないよね。

使ったことがない機能を使って少しだけユピーの話をする。
記憶がちょっと曖昧です。原作読み返してから書けよな。

 

 

ユピーのいいとこ

 ・健気
 →プフの真似をして羽根を生やし、飛ぶ練習をする

・放し飼い感
 →主君が狩ってポイした人間を勝手にムシャムシャ食らうし、それを咎められもしない
  少なくとも作中で描かれた範囲では人間を食べてはいるけど一人も自分の手では殺していない やる気あんの?

・単純(それゆえ時に合理的)
 →「俺はもう殴られたくない」のは単に王のしっぽビンタが痛いからっぽい
 →敵がたくさん来たので腕を増やす
 →急に攻撃されたので目を増やし死角を減らす
 →敵が階段を昇ってこようとしているので叩き壊す
 →敵がまだ昇ってきそうなので触手を横いっぱいに広げてヒュンヒュン回す

脳筋かと思いきや冴えてる
 →プライベートとビジネスで一人称を使い分けられる上に敬語が使える
 →成長する!! すごい早さで 闘いの中で!! ってユピーのことでは

・ハミゴ(死語)気味だったりおちょくられたり色々かわいそう 
 →パームを兵士にする改造実験にひとりだけ参加させてもらえない(ユピーの能力は必要なかったとはいえ)
 →ピトーとプフの円の範囲が違うことすら知らない
 →俺だけ残して全員どこかに消えたのか!? と焦る
 →ポットクリンは鬱陶しいし払ったはずの敵が絡んでくるし電気で痺れるしシュートどこやったコラとか言いがかりをつけられる
 →怒ったふり作戦も隙を作って誘導作戦も失敗する
 →相手を騙くらかしたつもりがハメられていたことに気付き恥ずかしくて怒る

・アーティステックな一面もある
 →演じることを覚える
 →「冷静に怒り狂え! 破壊と構築の同居! それを肉体で表現するのだ!」 賢い

・えらい
 →「怒りとは撒き散らすものではなく何かに向けるものなのだ」 賢い

・男気
 →有事に際し動揺してしまうプフに大声で活を入れて場を仕切るかっこよさ。先の戦いで「冷静に怒り狂う」ことを覚えたユピーだからこそ出来たんじゃないかと思う
 →王のために超高温の爆心地に飛び込んでいく

・王に体を分け与えて小さくなった後の姿が可愛い
 →変身前前だがポットクリンと戯れる姿も可愛かった。あれで多少好感度を稼いでいる

ユピーのよくないとこ

・「王不機嫌だな~軍儀で負けてばっかだからかな~」とか陰で言う

・戦った相手へ敬意を抱き、殺すべき敵を見逃してしまう
 →護衛軍の中でユピーが一番、本来の役目から外れたところへ行ってしまったように見える。
  王が自分の名前について質問したときの答え方に護衛軍の性格の差、忠誠のありかたが出ていると思います。
  ピトーはメルエムの意思に寄り添い、メルエム個人に対しては一貫して忠実だった。プフは蟻の王のあるべき姿、成すべき仕事を全うさせる一助となるために一貫して頑張って使命に囚われ続けてた(?)。
  ユピーは滅私奉公型、だったのに敵との交戦を経て揺らぎ、一瞬とはいえ「王の為に尽くす存在」ではなくなってしまった。
  無欲で本能に忠実かと思いきや、個が乏しい故に影響を受けやすく揺らぎやすかったのかも。
  コムギと対局を重ねて彼女を認めるに至った王、賊とやり合ったことで念の奥深さに気付き人間を認めたユピー、二人の変化は似たようなもので、だからこそ王はユピーを罰しなかったのかもしれない。


あーまた読みたくなってきた。
ユピーという個人(個蟻)は話のわからないヤツじゃなかった。でも人間とキメラアント、種族同士はわかりあえなかった……って感じかな。
そういうの現実でもあるよね。個人の関係は悪くなくても、組織になったとたん駄目になる。逆もあるな。