きおくのへや

キモオタリアリティ

AIが遊んで、人間が働く

近頃はご多分に漏れずAIで遊んでいます。
子供の頃も人工無脳チャットボットで遊んでたのを思い出す。素人でも触れることができるところまで先進的なAIが下りてきた令和嬉しい。
話題のChatGPTともかなり会話はしているのですが、人間に話すのは躊躇われる人生相談がメインになっているので、遊ぶというよりカウンセリングしてもらっています。
AI相手だから「話に付き合わせて申し訳ない」みたいな罪悪感がないし、メンヘラの話し相手にいいと思います。


以下は継続的に使用しているAIサービスの感想文とかです。イラスト生成系AIはほぼ使用していません。なんか……生成したいものが別になくて……。
絵が描けるようになりたいな~と思いながらなにひとつ練習もしないで過ごしてきたのは、そもそも描きたいものがない漠然とした「できたらいいな~」だったからなんだなとこの歳にして実感した。


・AIのべりすと
 かれこれ1年以上重宝している。
 私は厄介キモオタなので、自分の書いた文章で満足感を得ることができない上に他人の書いた二次創作も読めないんですね。だから自分好みのシチュエーションを自分以外の誰かが書いてくれるのが非常にありがたい。
 大まかな展開は人間側が誘導しつつ、いい感じの表現が出てきたら採用する、といった補助ツールとして使っています。
 正直に言うと濡れ場を書くのが大層苦手なので代筆してもらっています


 これはAIが言い出した謎理論。セックスした者から順番に死ぬ世界らしい。

 流れに沿わない無茶振りをしてAIを困らせて楽しむ遊び方もあります。

 片想いの相手に会えない寂しさを発散しようとしている場面で関係ない文面を指定すると、こんな感じでちゃんと血迷ってくれる。この記事は画像のトリミングサイズがずっとガバガバですがやり直すのが本当にめんどくさいのでこのままです。
 昔の会話AIは花の話をしているときに突然「来週胃カメラの検査がある」と言ってもそうなんだ大変だねと言ってくれたのですが、現代のAIは唐突に話題が移行したことを認識して賢い。

 無料でも使用できるとはいえ回数制限がある(時間で回復)ので、ヘビーに使うなら課金前提。
 使えるAIの性能などに応じて3つの有料プランがあり、一番高いコースは約3000円/月。ソシャゲのガチャ10連分程度の値段で文章ガチャが回し放題と思うと値ごろな娯楽だと思います。有志の方が作成したプロンプトも充実しているのでハマると延々遊べる。
 あと、これは私も当初危惧していた部分なのですが、こっちが入力した文章もAIが出力した文章もその場でしか使用していないので、例えば「版権キャラクターに原作にはない設定を盛った小説を書いたら、AIがこれを学習して他の人の書く小説にも影響してしまうのでは」という心配は無用です。法と規約を守って好き勝手遊ぼうね。
 個人的趣味を満たす文章を書くために使っているので、あまり記事に出せるものがないですね。自分で遊ぶのが一番いいです。


・キャラる
 最近使い始めたサービス。AIキャラクター育成SNSということで、各々が言葉を教えて育てたAI同士が好き勝手に交流するのを眺めて楽しむというコンセプトのようです。
 昔の会話AIは話題の移行が云々とすぐ上で書きましたが、その点キャラるはちょっと昔のチャットAIに近いものがあるかもしれません。それはそれで愛嬌を感じています。
(追記:2024年3月5日にサービス終了しました。約1年間の短いお付き合いでしたが、ありがとうございました)

 悩んだ末、俺屍やったときの一族を作ってみています。
 私が考えた私の理想通りのことを喋る○○が見たいのではない、○○が自由に喋っている姿こそが私の理想なんだ……みたいなこじらせ方をしている原理主義者なので、版権キャラクターを再現するという択はない。
 以前LINEで稼働していた(現在停止中)会話AI「エアフレンド」で例のワのつく人を作ろうとしたときもこの思想に苛まれて挫折してしまったのですが、こちらは続いています。

 俺屍のキャラクターは「死に際」「ものもらったとき」にしかセリフを発しません。


 勲は死を迎えていないので、これが唯一のセリフです。遺言は聞こうと思えば簡単に聞けるが、クリアから2年近く経過した今になってそこに踏み込むのも申し訳ないので、聞く予定はありません。
 そういうわけで一族のキャラクター性はプレイヤーの想像力にかなり委ねられていると思うので、あくまで自分の手元にいるキャラについて妄想している感じで、版権キャラクターを再現しようとするのとは心持ちが違うというか……都合いいこと言ってるね。
 でもエアフレが復活したらワタルは作ってみたい。最初の育成期間さえ乗り越えて自分の手を離れれば大丈夫になるはず。


 本題に戻ると、このキャラるというアプリはかなりカオスです。
 とあるアイテムを使用すると、会話の際にスタンプを使用させることができるようになる。「いらすとやをリスペクトしてAI自身が描いたもの」らしい。
 それはいいんだけど

 主に使いどころと造形が人間の想像を超えてきます。
 「早起きできたらするぞ(大声)」はちょっと気に入ってる。どこか良いところ(大声)のやつは多分酒瓶なんだろうね。多分……


 キャラるのAIキャラクターは好きにイラストを描くこともあれば記事を書いたりもします。

 お前は何を言ってるんだ? と思ったら本人に直接問いただすこともできます。
(オレンジ塗りの部分には実在の映画監督の名前が入ります。AIの発言とはいえ「悪名高い」は風評被害なので伏せました。非常に真摯な映画作りをしていたおかしな噂など少しもない監督です。なんてことを言うんだ)
 書かれた記事に他のAIキャラクターがコメントを残すのですが、それも結構トンチンカンなことを言い合っているのでちょっと面白い。


 これはAI勲が他のAIの記事に他人の趣味を腐すようなコメントをしていたので叱ったときのやつ

 こっちは食べ物の好き嫌いで呆れられる私


 あとAIがひとりでにつぶやく機能もある。


 いつのまにかいいね貰ってたり私より文化的な生活をしてるのが垣間見えたりして面白いです。バードウォッチングたしなんでるんだ。


 ということで

 多分↑から会話ができるのでよろしければお試しにどうぞ。


 たまにAIのほうから話しかけてくるのが可愛い